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産後パパ育休制度 職場の理解不足

男性の育児休業推進のために、昨年10月1日より出生時育児休業(産後パパ育休)制度が施行されました。

厚生労働省リーフレット「育児・介護休業法 改正ポイントのご案内」https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000789715.pdf

明治安田生命が行なったアンケートによると、育休を取得した男性は23.1%。約4人に1人が取得している一方で、約4人に3人は取得していない。取得しない大きな理由の1つとして「職場の理解不足」が挙げられるのだとか。

ある男性が育休を取ろうとしたところ、女性上司から「奥さん1人で子育てができないのはおかしい」と言われた。人事部や労働組合に相談してなんとか育休を取得するも、職場復帰後に、その上司から「あんたの席はないよ」と言われ、仕事を回してもらえなくなった。見かねた同僚が仕事を回そうとするも、「子育てに忙しい方だから」と上司が割って入った。

上の例はハラスメントがひどく法律的にも完全アウトの事例ですが、他にも「出世の道が閉ざされる」「望まぬ異動を命じられる」などがあり、制度は充実するも「職場の理解不足」の根深さが、男性の育休取得を妨げているという現実が浮かび上がってきます。


オガワ電機においては過去に男性育休の取得はなく、今現在も取得予定の人はいませんが、この「職場の理解不足」。目指している「女性管理者の登用」において起こりうる場面がないかどうか、慎重に考えていたところです。