雑記

春の訪れを願うばかりです

最近、草加市のお隣りの越谷市でアライグマ出没が急増しているのだそう。そういえば先月雪が降った時に、家のほうへと向かう不審な足跡🐾があったのですが…まあこれは猫の足跡ですかね。

ここのところ暖かくなり、春の訪れも近い?公園遊びも寒くない。チューリップとムスカリ、あとなんて木だっけか、ともに芽が出てきました。

 
 
ウクライナ情勢が泥沼化しています。ロシアの力による一方的な現状変更の試みですが、背景は一体何なのだろうと調べるにつけ、実に複雑な背景があることがわかってきました。

ロシアはソ連時代に極右であるナチス・ドイツに侵略され、最終的には勝利するものの2700万人もの犠牲者を出す悲惨な戦勝であり、そのことから国の主体として、極右、ファシズムの台頭には非常に敏感な性格を持っているという経緯があるようです。

他方ウクライナでは、民主化運動が活発化するにつれ、紛れる形で極右勢力も台頭。ナチス・ドイツはソ連スターリン時代の圧政からの解放者という認識が一部の根底にあり、アゾフ連隊という軍事組織においてはナチスの象徴のハーケンクロイツを掲げられています。ウクライナ支援が極右の台頭の手助けになる可能性があり、アメリカはその後ウクライナへの武器の供与を止めたという経緯があります。NATOに加盟できないのも、このことも関連しているのでしょうか。

そのアゾフ連隊というのがウクライナ内務省管轄であるということから、プーチンがウクライナ現政権を「ナチスの亡霊」呼ばわりするのは、なるほどそういうことかとわかったのですが、しかしウクライナ・ゼレンスキー大統領はユダヤ系。かつてナチス・ドイツの迫害を受けたユダヤ系の人がナチスを標榜する軍事組織を管轄していて、一方ではユダヤ系の人に向けて「ナチスの亡霊」呼ばわりしている?正直なんのことやら、よくわからなくなってきます。

「旧ソ連地域で歴史認識を政治化すれば、新たな政治的対立の連鎖が際限なく作り出されることは明らかだ」と述べている専門家もいますが、お互いに歴史認識を政治化しているところ、怒りが沸点に達したロシアが外交努力をすっ飛ばして軍事行動を起こしたという見方ができそうです。

主権国家に対する力による現状変更の暴挙で、これではこんがらがっている糸はますますこんがらがってしまう。ニュースで見た、地下シェルターで泣いていた女の子は今もちゃんと無事でいるのかなと、胸が締め付けられる思いになります。とにもかくにも戦争はイヤだ。本当の意味での春の訪れを願うばかりです。