季節

群馬、新潟の県境にて

3年前に新潟県の湯沢温泉にある高半という宿に泊まりました。川端康成が小説「雪国」を執筆したという部屋が今も残っています。その小説の冒頭、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という通り、冬に苗場スキー場に向かう時、県境の三国トンネルを抜けて新潟県側に入ると、一気に雪が深くなることがわかります。

これは日本海側からの冷たい風が、県境の山々にぶつかることで新潟県側に大雪をもたらし、群馬県側には山々を越えてきた乾燥した風、いわゆるからっ風が吹き荒れる、というメカニズムからなのだそうです。

 

一方夏は太平洋側からの風が県境の山々にぶつかることで上昇気流が発生し、積乱雲を形成。そのため群馬県では夏の夕方、雷を伴う夕立ちが頻繁に発生します。

最近はここ草加でも入道雲(積乱雲?)をよく見かけます。そして急な雷と夕立ち。自分自身群馬に5、6年ほど住んだことがあり雷には慣れっこのつもりだったのですが、会社の人たちがやたらに恐がるのでそれに連られてか、自分も雷がちょっと恐く感じるようになってしまいました。

天気といえば過去最大級で沖縄、九州を通過するという台風10号が心配です。昨年10月の台風は数十年に一度の大型台風と言っていたはずですが…自然災害の連続に新型コロナ。なんだかイヤだなと気が滅入り他人事とは思えません。